Y邸
所在地 | 兵庫県芦屋市 |
竣工年 | 2011/1 |
構 造 | RC造(リフォーム) |
延床面積 | 86㎡ |
用 途 | 住宅 |
設計監修 | 山口健太郎 |
設計コンセプト
これから高齢期を迎える夫婦の住宅。郊外から都心に近い場所に築30年以上の集合住宅の1室を購入。内装を全面的に取り替える。高齢期を迎えていく夫婦が内に閉じこもらず、住戸内に人を呼び込める空間を計画。南北に細長い住戸に対して、玄関前をセミパブリックスペースとし、それより北側をプライベート空間、南側をセミプライベートスペースとした。セミパブリックには、陶芸窯が設置され、タイル教室などが行われている。キッチンの位置が変更できないという制約のもと、プライベート、パブリック双方へのアクセスを考え中心に楕円形の壁を設ける。楕円形の内側には夫婦が愛用してきた楕円形のテーブルが設置されている。
また、6畳の収納スペースを設けている。歳を重ねるにつれ、さまざまなモノが多くなる。それぞれを処分することなく持ち込めるよう、大きな収納スペースを設けた。